こんにちは。
私は以前保育園で働いていました。保育園を卒園する日の子どもたちは、小学校生活にとても期待を持ってキラキラした目をしています。「小学校が楽しみ!」「国語とか算数とか頑張るよ!」
でも、それから5ヶ月くらい経って夏頃に保育園に会いにきた卒園児の子たちは、少し様子が違っていました。
「お勉強きらい」
「宿題やるのいやだなあ」
「授業中手を上げられなくてはずかしい」
ずっと、こういうことを言う子たちのサポートをするにはどうしたらいいのかなと考えていました。
それが、私がアルファで講師として働くことになったきっかけです。
そして、実際に小学生の子どもたちと接するようになって気づいたことがあります。それは、どの子も「褒められることの嬉しさを忘れかけている」という点です。保育園なら身の回りのことが一人で出来れば褒めてもらえる、周りのおともだちに優しくできれば褒めてもらえる。でも小学校はそうではありません。「学習に対する評価」がいつもついて回ります。大人の「ここまで出来るようになってほしい」という基準に達していなければ、褒めてもらえることはありません。
でも「基準に達していないから」といってそれは「褒められないこと」なのでしょうか?例えば、私の生徒に漢字の苦手な子がいます。彼女は漢字が苦手で、ドリルの空欄が埋められないことがよくあります。でも、空いたままにはしません。必ずその空欄に絵を描いてくれます。大人の目線からすると「ふざけてないで辞書ででも調べなさい」と言いたくなりますが、例えばそういう子に「それは半分正解だよ!すごいね!実はこの漢字は〇〇の形をくずしてつくられたものなんだよ!」と声をかけることが出来たら、その子の世界はぐんと広がるし「勉強って面白いな!」と思うきっかけになると思います。
「私は褒められて伸びるタイプなの」と言う人がよくいますが、子どもは特にみんなそうだと思います。感性や、勉強に対する姿勢、進み方の早い遅いは一人ひとり違いますが、どの子も「褒められるべき」素敵なところを何かしらは持っているものだと私は思っています。
とはいえ「褒めようとは思いつつもつい心配で口うるさく言ってしまいます」「私の言うことだとあんまり聞いてくれません」という、生徒さんのお父様お母様からの声もよく聞こえてきます。家族はとても近い存在であるがゆえに、上手く伝えられないこともたくさんありますよね。そんなときは、ぜひアルファの講師を頼りにしてくださいね。たくさんの「素敵な個性」に出会えることを楽しみにしています!