じゃあ、なんで数学の勉強は大事なの?
では、数学は学ぶ必要はないのか?
いえ、そうではありません。
数学は社会に出て実際に仕事を始めてから非常に役立つ“考え方”を養うための科目です。
2次方程式が解けるようになったから仕事の効率が上がるとか、
確率の計算の仕方が理解できるようになったから業務が出来るようになるとかではありません。
そういうことではなく、
数学の考え方、数学の問題を解くにあたってのアプローチ方法、考え方そのものが役立つのです。
学校で数学(算数)の問題を解く際のプロセス
学校で数学の問題を解くときに行っていたことを順序立てて振り返ってみると、こうなります。
1.問題文を読む
2.問題文に書かれている情報を整理する
3. 何を求めるのかを把握する
4.解き方、答えまでの導き方を考える
5.それを式で表す
6.計算する
7.答えを見直す
8.その答えと決める
このプロセスを大人になって仕事をする際に当てはめると、
1. 課題に直面する
2. 情報を整理する
3. 何を解決しなければならないのかを把握する
4.その課題に対する解決方法を考える
5.具体的な解決プランを作る
6.そのプランで解決できそうか試してみる
7.本当に解決できるかどうか確認する
8.解決策を提示する
となります。
つまり、「数学の問題を解く」という行動を通して、
将来仕事で立ちはだかる様々な課題に対して、その解決の練習・シミュレーションを行っていたということです。
そして、社会に出て役立つ能力である「課題処理能力」。
この力を強くするためにはその練習をしなければなりません。
それこそが、
「数学を解く力」を、
「練習すること」で、
強くなっていきます。
「考えること」=「楽しいこと」
数学だけでなく、小学校や中学校、高校とお子様はたくさん色々なことを勉強していきます。
私自身もそうだったのですが、それを勉強しなければならないこと自体はわかるのですが、
「なぜ」それを勉強するのかわかりませんでした。そして大人になってから、そのことを教える先生がいないことにも気が付きました。
「なぜ」小学生で算数を習うのでしょうか?
「なぜ」小学生で理科を習うのでしょうか?
「なぜ」
これを思うだけでそれ自体がもうすでに勉強の始まりです。
何も考えずに生きていくことは簡単ですし楽です。
ですが、たくさん考えて悩んで生きていくことの方がもっと楽しいと思います。
子供は2歳~6歳ごろ、「なぜ?」、「どうして?」と質問を繰り返しするようになります。
世の中の親御さん達は、子供のこの声にしっかりと向き合ってみてください。
この時期は、子どもの知的好奇心が最も伸びる時期です。
子供の質問にしっかりと対応してあげると知的好奇心が育って、将来、学ぶことが好きになるんです。
「なんでご飯を食べないといけないの?」
→「ご飯を食べると元気にお外で遊べるからだよ😊」
「なんで?」と聞かれると、お腹が空く原理を話したくなってしまいますが、目的を話してあげましょう。
子どもは物事の原理が知りたいのではなく、目的が知りたいと思っています。
「なんでお着がえするの?」
→お外でたくさん遊ぶからだよ😊
「なんで寝るの?」
→体を休めてまた明日いっぱい遊びたいからだよ😊あなたは何して遊びたいかな~?」
とにかく子供のこの「なぜ」。この声は非常に大切です。
大人になってからもそうです。何歳になっても一緒です。
「なぜ」
これを思うだけで、学びです。
数学だけでなく、物事や問題に対して、考えるその姿勢こそが最も重要ですね!
おわりに
さて、この記事をお読み頂いた方の中には
「子どもの学校の成績があがらない」
「保護者として、どんな対策をしてあげれば良いのかわからない」
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