目次
北海道学力コンクール(道コン)の対象学年は?
道コンは小学生・中学生が対象です。
以下のように、学年や目的によって試験の種類が異なります。
■小学1~3年生:Kidsこくご・さんすうコンクール
小学校低学年向けに実施される、道コンの入門編的な内容です。
受験した方には成績票(フルカラーで作られたもの)と認定証が送られます。
■小学4~6年生:小学生学力コンクール
小学校高学年向けの模擬試験です。
小学校の学習内容の理解度チェックや、中学入試に向けた合格判定などに利用できます。
もちろん、北海道全域の受験生の中での、自分の順位も確認することが可能です。
■小学6年生:小学生学力コンクール発展編
上記の「小学生学力コンクール」より、ワンランク上の問題が出題されるハイレベルな模試です。
国語・算数・理科・社会の主要4教科はもちろん、総合(適性)問題が出題されます。
市立札幌開成中等教育学校、北海道教育大学附属札幌中学校および道内の私立中学校の受験において、通常の道コンよりも詳細な合格判定を知ることができます。
受験者には専用の成績票が送られます。
■中学1~3年生:北海道学力コンクール
道内の多くの中学生が一度は受験する模擬試験です。
北海道の公立高校入試と同じ形式の問題が出題されます。
こちらの特徴に関しては、次章で詳しく解説します。
北海道学力コンクール(中学生向け)の出題形式・特徴は?
■道コンの出題形式は?
中学生を対象とした道コンは、北海道の公立高校入試と同じく5教科(国語・数学・理科・社会・英語)の問題が出題されます。
ただし、中学1~2年生と中学3年生では、出題形式が少し異なります。
【中学1~2年生】
・点数:1教科100点、5教科合計500点満点
・時間:1教科40分
【中学3年生】
・点数:1教科100点、5教科合計500点満点
・時間:1教科50分
■道コンの出題範囲は?
道コンの出題範囲は、基本的にはこれまで学校で習った単元全てと認識して良いでしょう。
ただし、理科・社会はそれぞれの学校によって、授業で扱う単元が異なることが考慮され、選択問題となっています。
詳しい出題範囲は、道コン申込み前後に北海道学力コンクール公式HPにアップされるため、そちらをご確認ください。
■道コンの問題の特徴は?
道コンの問題の特徴は、高校入試本番にできるだけ近い問題が出題されるということです。
専門のスタッフが北海道の公立高校入試を徹底的に分析し、膨大なデータから問題が作成されます。
そのため、北海道の高校への進学を希望する中学生にとって、道コンの利用は必須と言えるでしょう。
また、高校入試の出題形式に慣れる意味でも、できるだけ早い段階から道コンを受けることをオススメします。
北海道学力コンクールの申込方法・受験会場は?
道コンを受験する方法は次の3つです。
①:道コン事務局本会場で受験する
入試本番により近い環境で道コンを受けたい方は、道コン事務局の本会場で受けることをオススメします。
普段行き慣れていない場所での模試は、本番さながらの雰囲気や緊張感を体験することができるからです。
道コン公式HPから申込が可能です。
道コン事務局の本会場は札幌と旭川にあります。
ただ、事務局本会場とご自宅との距離がある方にとっては、この方法は少し面倒に感じるかもしれません。
そのような方には、②の「塾での受験」がオススメです。
②:道コンを実施している塾で受験する
道内の塾では、道コンを受けることができるところもあります。
既に塾へ通われている方は、その塾が道コンの会場となっているか、確認してみましょう。
普段塾に通っていない方に向けても、道コン開催時は会場として教室を開放している塾もあります。
ぜひ、お近くの塾を調べてみてください。
個別教室のアルファでは、教室を受験会場として開放しており、道コンを受けることができます。
■アルファの近くの教室を探すならこちら!
③:自宅で受験する
道コンは自宅でも受けることができます。
自宅で受験する場合の詳しい手順は、道コン公式HPをご確認ください。
ただ、特別な事情が無い限り、自宅での受験はあまりオススメできません。
模試は自分の学力の知るとともに、入試本番の緊張感に慣れるという目的でも利用されます。
その意味では、自宅という慣れ親しんだ環境での受験は、本番に向けた最適な練習とは言えないでしょう。
自宅受験はあくまでも最終手段と捉えておきましょう。
受験前・受験後は何をすれば良い?
■道コン受験前にやること
①:出題範囲の確認
道コンに向けて、まずやるべきことは出題範囲の確認です。
基本的には今まで学校で習った範囲が出題されますが、授業の進度は学校によって異なるため、場合によってはまだ習っていない単元が出題されることもあります。
「こんなのまだ学校でやってないんだけど…」
とならないためにも、出題範囲はしっかり確認しておきましょう。
また、理科と社会は理科・社会はそれぞれの学校によって、授業で扱う単元が異なることも注意しましょう。
出題範囲は道コン公式HPで確認できます。
②:道コンの過去問を解いてみる
「道コンを受けるのは初めて」
という人は、事前に道コンの過去問を解いておくのも良いでしょう。
慣れない模試で本来の実力を発揮できなかった…ということの防止にも繋がります。
過去問は書店などで販売されています。
③:道コン対策の相談
学校や塾の先生に、あらかじめ道コンの対策について相談してみましょう。
個別教室のアルファでは、道コン対策についてもアドバイスを行なっています。
「何からやれば良いか分からない」
「受験のプロに相談したい」
など、まずはお気軽にお問い合わせください。
■道コン受験後にやること
①:自己採点
道コンを受け終わった後は、必ず自己採点を行うようにしましょう。
問題用紙に解答を記しておき、自身の点数を採点しましょう。
何ができて、何ができなかったのかを知ることは、学力向上・志望校合格に不可欠です。
さらにその自己採点を、模範解答と照らし合わせ、自身の採点が合っているのかを確かめることも大切です。
②:解きなおし
自己採点と並行して、問題の解きなおしも重要です。
特に模試では、
「本来なら解けていたはずなのに、ケアレスミスをしてしまった」
「なんでこの問題が解けなかったんだろう…」
といった、もったいないミスが見つかりやすいもの。
入試本番でそのようなミスを1問でも減らすためにも、しっかりと解きなおしを行い、問題に慣れておきましょう。
万が一、申込を忘れてしまった時は?
道コンを申込をうっかり忘れてしまったときは、ダウンロード版を購入することも可能です。
実際の道コンが開催された後の販売となりますが、それでも自身の実力を測るには、道コンは最適な模試です。
「忘れちゃったからいいや」で終わらせるのは非常にもったいない!
ぜひ、ダウンロード版にチャレンジしてみてください。